どこまでも自由帳

タイトルのとおり、好きに勝手に。

厄落とし

わたしは今年、離婚しました。

ひとり地元を離れて飛行機の距離である夫の地元(夫実家隣)へ移り住みましたが、結果、2年と少しで離婚に至りました。うち半年はわたしが出ていき別居しています。

理由を人に話す機会も増えてきたので、整理も兼ねて、改めて文章に起こしてみました。

主には性格の不一致なのですが、具体的にわたしが元夫と家族を続けるのに耐えられなかったことです。

 

・他人(血族姻族以外)にはできる配慮が「家族」になったら一切できない

例:元夫は仕事で少し変わった動物を扱うのですが、仕事として「公共の場で周りに見えるように出さない(好きじゃない人が嫌悪感を持つかもしれないから)」との配慮はできるのに家族になるとそれができない(餌である生餌(虫)はわたしの見えないところで保管してほしいとお願いしたがなあなあになり寝室に置かれる)

ある程度長期的なスパンで進めることについて、わたしが尋ねない限り放置(進捗報告や、進んでいない場合にどこで躓いているとかその対応策の相談はない)

 

 

・「自分は許容範囲が広いからあなたもそうだと思った」との意識から、全てを受け止めてくれると思っている=相手の気持ちを想像できない、しない

例:自身の実親が「少し面倒くさい」と分かっているが、「自分は流せるから」とわたしも同じように対応できると思っている

そのためわたし(他人)ならどう思うかという想像はできないししない

 

・清潔観念が合わない

例:コロナ禍、公共交通機関を使い通勤してくるが、帰宅後シャワー、着替え、洗顔などせずそのままベッドに入る

煙草を吸ったあとうがいや歯磨きせずベッドに入る

トイレ掃除は(気にならないから)しない

前歯に明らかに見える虫歯があっても気にならない

 

・わたしの親に対する態度

例:結婚後にわたしの父が亡くなりました。葬儀に来てくれたのはよかったのですが読経中に居眠りをしました。わたしがそれは不快だと指摘すると謝ってくれました。

1周忌も同じことが起こりました。わたしが指摘せずいたためか何も言われませんでした。そこでわたしは諦めました。

 

なんだか、「家族」になったとたん元夫とその両親がいる「丸」の中にわたしが投げ込まれたような感覚でした。

ルールは主に元夫両親。それに甘んじる元夫へ居心地の悪さを訴えてもいつも「あの親を説得するのは面倒だから」が先立つ反応だったため、わたしの気持ちを尊重してもらえたとは思えませんでした。

 

結婚して配偶者となっても他人であることには変わりなく、最低限の気遣いや配慮は大切だと思っていましたが、家族になった途端にその境界線があいまいになる(主にわたしが取り込まれる形で)になるのは苦痛でした。

 

わたしは正職で勤めているのですが、その同僚や先輩皆が「別れてよかった」と言ってくれました。

孤独感はありますが、結婚していたときの何倍、何十倍も息がしやすくなっています。